カラクリサイクル

『輝かしい青春』なんて失かった人の雑記

Gumroadは危険なのか?

Gumroad.comの話。

今北八業は、最後のまとめると、を読むべし。

ざっくり説明

そもGumroadって何って話をすると、 Gumroadはネット上のコンテンツを任意の値段で売る事のできるプラットフォームで、 起業したPintarestの19歳のデザイナーの人が作ったサービス。

んで、このサービスを@fladdictさんが紹介して、 日本で一気に話題になった、ってのが僕の認識している前後の話。

どうする。海賊問題!

で、Gumroadが話題になるにつれ、

  • Gumroadはカジュアルに海賊版で利益を得られるから危険だ!

という認識を持つ人が現れた。ここが話の始まり。

で、僕が思う事

はっきり言うと、Gumroadに警戒心を抱く、ってのは、ある程度分かります。

そりゃぁカジュアルに海賊版で利益を得られるんだとしたら、 悪意ある人たちが群がって、営業国外のコンテンツを無断販売して、 不当に利益をむさぼられるんじゃないか、ってのはね。

でも、ちょっと待ってほしい。

Gumaroadは確かにネット上のコンテンツを簡単に販売できます。 法を無視すれば、海賊版で利益をむさぼれるかもしれません。

でも。それはそう簡単に起こる事なんでしょうか? 僕はそうは思いません。なぜなら、

Gumroadが海賊行為の温床となれば、先日摘発された、Megauploadと同じ破滅の道を辿る事になるからです。

先日摘発とともに閉鎖されたMegauploadは、 違法なアップロードファイルによって、インセンティブ=利益を得られる構造でした

僕はMegauploadは使った事がないので、 具体的にはどういう仕組みだったかは知りませんが、 Megauploadが何故摘発されたかと言えば、 違法行為を誘発する事によって、利益を得ていたからです。

つまりですよ、Gumroadが違法行為を誘発して利益を得る事を行えばGumroadはMegauploadと同じように摘発されます。 そしておそらくですが、膨大な賠償金を科せられるはずです。 それは当然、人生の破滅を意味します

TechCrunchの話によれば、Gumaroadの起業家は、19歳のデザイナーって話です。 もうすぐ24歳になる俺より4歳も年下の、まだ未成年の起業家ですよ?

そんな人物が、果たして、

人生破滅のリスクまで取って、海賊行為を放置するでしょうか?

はっきり言って、僕はそう簡単にそんな事をするとは思えません

だってお前若干19歳で膨大な賠償金を科せられた前科持ちに誰が成りたいと思いますか? まっとうな感覚してたら成りたくはないずです。俺だって成りたく無い。 普通の倫理観してりゃ、そんな愚かな事はしないはずです。

さらに言うと、起業って行為は、向こう見ずでジェットコースターフルスロットル、 な所がありますが、起業を行うには、最低限の遵法精神がなければ、 そもそも成り立ちません。当たり前ですよね。違法行為で利益を得る人っていうのは、 普通は犯罪者と言います

そして企業として、自分の行うビジネスが犯罪行為と結びつく事を放置すれば、 当然の様に社会的責任を追求される事になります。当然ですよね。

で、Gumroadが危険じゃないか? と思ってる方々は、 Gumroadが、Megauploadの様な、著作権侵害プラットフォームとなって、 悪意が有ったり、あるいは違法行為に無自覚な人々によって、 自分たちのコンテンツを使って違法な利益をむさぼられるのではないか? と思ってるんだと僕は考えますが、それはおそらく、そう簡単には起きない、 と思います。理由は上記のママです。

でも、小規模な海賊行為は起きるでしょ?

って思うひとはそれなり居ると思います。 はっきり言って、僕もある程度の海賊行為は起きると思います。 ただ、それが重大な影響をもたらすほど、重篤化するかといえば、 僕はそうは思いません。

まず第一に、Gumroadは、海賊行為を行った人の、

  1. PayPalの決済用アドレス
  2. メアド or Twitter or Facebookのアカウント

を握ってます。当然の事ながら、Gumroadに司法当局の情報開示請求があれば、 これらの情報は司法当局に提供されるはずですし、 PayPalやFacebookのアカウントから、個人を割り出す事は、それなりに容易にできます。

んで、Gumroadで海賊行為によって利益を得ることは、 日本の法でいうと、軽く済んで不法行為、重くなって詐欺にあたる行為なので、 当然の事ながら、海賊行為を行った人は罪に問われます。

さらに言えば、Gumroadが海賊行為を放置することは、 自身のビジネス上の信頼を一瞬でぶち壊し、 先にも述べた通り、話がこじれれば経営者の破滅を意味するので、 そう簡単に放置、という選択はとられません。

っていうかですね。海賊行為を行う事によって直接利益を得られてしまう、 ってのは、色んな場で起きてる事です。

例えばAppleのApp Storeでは、海賊版の電子書籍アプリが売られていた、 とか、あるいは有名アプリの海賊版が売られていた、とかありましたし、 Androidとかでも、有名アプリを分解してスパイウェアを仕込み、 それを無料で公式マーケットに流す、とかもやられています。

さらに言えば、アフィリエイトである程度の利益を得ている2chまとめブログなんかも、 見方を変えれば、2chの情報を無断転載して加工するという海賊行為で利益を得ている、 とも言えます。

はっきり言って、Gumroadが海賊行為の被害にあうリスクを、 格段に上げるか、と問われれば、僕はちょっと心配しすぎなんじゃないの? と思います。

で、ちょっとでも海賊行為が行えるのは危険だ! と声を荒げるのは、 さすがに潔癖すぎるんじゃないの? と思います。

まとめると

  1. GumroadはPintarestの19歳のデザイナーが起業して作ったサービス
  2. Gumroadはネット上のコンテンツを容易に販売できる
  3. Gumroadはカジュアルな海賊行為に利用されるリスクがある
  4. Gumroadが海賊行為の温床となることは、自身の破滅を意味する
  5. Gumroadでは、ある程度海賊行為が起きうるだろう、と僕は思う
  6. Gumroadは海賊行為者を特定しうる情報を握っている
  7. Gumroadによって、海賊行為の被害にあるリスクが格段に上がる、とは思えない
  8. Gumroadにリスクが有るからと言って、ことさら危険だというのは、潔癖だと思う

という感じです。

僕個人としては、Gumroadをことさら危険視するよりも、 Gumroadによって新たなネットコンテンツのマネタイズシステムが出来上がり、 コンテンツクリエイターが潤うようになることを期待する方が健全じゃないかなー、 と思います。

思いのほか書いてるのが長くなりましたが、 コレが現時点でのGumroadについて思う事です。

いじょ。