カラクリサイクル

『輝かしい青春』なんて無かった人の雑記

生活保護受給世帯の子供達に生活保護の世襲が起きてしまうのは、根腐りを起こした株を放置し、植え替え等の世話もろくすっぽしなかった社会全体の責任である

概要: と僕は思います。


前々から、生活保護バッシングとか、あるいはそれっぽく聴こえる話を見かけるたびに、 なんとも言い難い違和感を覚えていたのだけれど、今日、

という記事を見かけて、今まで抱いてきた違和感の正体が掴めつつあるので、 今日はその辺りについて、自分の考えをまとめる意味でも、この記事を書きます。


1. 生活保護世帯の『世襲』が起きるのは、 経済的に自立できない という意味合いで病んだ環境を、社会が面と向かって対処してこなかった当然の結末である

と僕は思います。

と言うか、

  • 生活保護受給世襲

が起きてしまう原因は色々有るとは思うんですが、そもそもなんでそう言う世襲みたいなコトが起きてしまうのか、 と考えてみたときに、やれ親の責任だの、『世襲』した子供達の責任だのを言う声が大きいように僕は感じるけれども、 そう言う自己責任論を振りかざす前に、

その 生活保護を受給している世帯 に対して、面と向って責任を被り、経済的に自立させるための訓練をその人達に施して来たのか?

っていう事を僕は意識した方が良いんじゃないか、と思います。

っていうかさ、例えばだけど、

  1. 親御さんになんらの疾患 or 障害があり、子供達に生きるための知恵=生活資本を授けるコトが困難だった、とか
  2. あるいは、親であるその当人が、そういった生きるための生活資本を与えられてこなかった、とか
  3. もしくは、その当人の器質等の影響で、生きるための生活資本を身に付けることができないまま、そのコトに対して野放し状態のまま放置された、とか

という場合、そういった、

『人生に対する生き抜くための知恵=生活資本』

が備わらなかったのを、 その当人だけ責任を押しつけて、その事が原因で経済的に自立できないコトを責め立てる、 っていうの、そもそもの根本の問題解決にはクソの役にも立たないし 、あとそれって ただの鬱憤晴らしでしかない のでは? と僕は思う。

ってかこれも例え話になるけど、こういった生活資本が乏しいが故に生活が成り立たない人達に対して、 自己責任論を振りかざすっていうのは、

  1. 社会 という プランター植えられた植物=ヒト
  2. なんらかの原因で枯れかけている問題を抱えている時
  3. 『それはお前の責任だ!』と言って『植物=ヒト』の責任して放置して枯らす

と言うようなコトそのものなワケで、それって

いや、その前に枯れないように、きちんと適切に肥料やって水もやっての世話をしようよ……

って話しになると僕は思います。

で、次。

2. 生活資本は、放置プレイで身に付く類いのモノではなく、きちんと教えないと身に付かない類いのモノである

これ、きちんと考えれば当然というか当たり前の話だと思うんだけど、ぶっちゃけた話、

人生に対する生き抜くための知恵生活資本

っていうのは、

人から教わらないコトにはいつまで経っても 身に付けようが無い

っていうことを、みんな結構忘れているんじゃないか、と僕は思う。

というか、例えば、

  • 箸の正しい持ち方とか
  • 算数の仕方とか
  • あるいは、文字の読み書きとか

っていうのは、

誰しも生まれつき習得していたワケではなく誰かに教えられて、初めて身に付く類いのモノじゃない?

って聞かれたら、

ああ、それはそうだよね

って答えると思うんだけど、先に上げた例の先に有る、

  • 自分で料理をして、自分の御飯を自分で調理する仕方とか
  • 経済的に破綻しない範囲での金銭の消費の仕方とか
  • あるいは、物事を鵜呑みにしないで、自分なりに理解を進めようとする力とか

って、割と みんな出来て当たり前! とか、あるいは、 それぐらい自分で出来るだろ? って考えがちだと思うんだけど、僕は

いや、それは 暗黙であれ明示であれ誰から学習したが故に身に付いたモノでしょ?

と思うし、あと、そう言った、 生活していく上での前提 となる 基礎が形成されないまま に、 社会にほっぽり出されたら、そりゃ 路頭に迷う結果 となるのは、当然、 目に見えてるよね、って言えるかと思う。

つまり、そういった、

  • 自活していくための前提となる基礎 が、 なんらかの原因で形成されなかった or 壊れてしまった人達

が、生活保護なりを利用している 訳で、そういう、 基礎が出来てないか、あるいは壊れた人達 に対して、

生活保護に頼るな! 自己努力しろ! 自活しろ! さもなくば飢えて去ね!

とか言うのは、

お前ら、鬼畜か何かか?

と僕は思います。

で、最後。

3. 生活保護受給世帯に本当に必要なのは、 その世帯に寄り添って人生に対する生き抜くための知恵 』を授けるコト= 『 教育 』 であり、目先のカネだけを支給するコトだけではない

まあ、そう言った意味では、例えば前に話題になってた 大阪市の生活保護費をプリペイドカードで支給する とかは籠手先の話でしかないし、 あるいは、生活保護受給世帯に対して 生活保護の世襲する子供は性根が腐ってる とかの放言は、 お前の性根が腐ってるんじゃねーの? 的な話ではないかなと思う。

って言うか、生活保護受給世帯の子供達が、将来とか未来に夢も希望も見い出せず、

自分も将来は生活保護で生きていくしかないかなー

という考えに至らせてしまっているのは、誰がなんと言おうとも、それはその子供達への 社会教育の失敗に他ならない し、 若しくは、そもそもそういった 生きて行くための知恵を身に付ける教育が成されていない かのどっちかなんじゃ……? と僕は思います。

で、そう言った意味合いでの今の生活保護の問題は、

生活保護費を渡すだけ渡してその後のケアなどがほとんど行き届いていない

っていうのが、そもそもの生活保護の受給率の高さとか、あるいは、 生活保護を受給している現状から抜け出せないでいる状況に繋がっているのではないか、と僕は思うし、 あと、今現在の日本社会におけるそう言った事柄への関心が低さが、事の悪化に繋がってるのではないか、 と僕は考えています。

ただ一つ言っておくと、僕としては、

  • 人生に対する生き抜くための知恵 』を授けるコト = 『教育

が万能だとは考えていないし、そもそも、

何らかの疾患や障害が理由で、自活が云々どころじゃない!!1

って言う、僕みたいに精神疾患やら精神障害やらを抱えていたり、 あるいは心身に何らかの障害や疾患を抱えている人達も居るので、 そういった人達に対し 『自立しろ』 って言ってもムリポなので、 そう言った、

  • そもそも 誰かの援助なしでは人間として機能できない人達

も、忘れてはならないと僕は思います。

以上

です。結構長いですね。はい。

あと、今の生活保護制度の問題は、不正受給が云々って話もあるとは思いますが、 それも、カネをくれてやるだけくれてやって、後はほったらかし、 っていうのがそもそもの事の原因だと思うので、その当たりも、 生活保護制度を きちんと自活訓練を積ませ、自立できる基礎を養う制度 に改めれば、 無駄に甘い汁を吸って云々って話も減らせるのではないか、と思います。

あともう一つ言っておくと、一部の人達に、

生活保護は甘え

みたいな意見が有ると思うのですが、それも生活保護制度を

  • 生活保護を受けるためには、継続的な自活訓練が必要

という制度に改めれば解決する問題だし、あと僕の様に精神障害者手帳の2級が受給されるような、

疾患や障害など医療が無ければ人間として機能するのが困難 であり、 そもそも 自活 とか 働く とか、そういった話以前の問題を抱えている 人たち

に対して、

生活保護は甘え

とか言って 適切な医療を受けることを阻害したり すると、特に精神疾患系では、希死念慮 とか、 あるいは 統合失調症病的妄想(自分の認知が歪んでいる事に当人が気が付けず、現実ではない事を現実として感じとってしまう症状) がこじれたりすると、 文字通り

  • 人 が 死 ぬ

ので、そういった経済的にも精神的にも擦り切れてしまった人達に対しては、自活しろとかは、 あまり言わないでやってください。っていうか、本当に死ぬからな? 俺は経験ないけど、 希死念慮は自分に向うと自死、他人に向うと無理心中になるし、あと統合失調症の病的妄想は、 こじれにこじれると、淡路島の事件みたいに本当に洒落にならない事件になっちゃうので。


ということで以上。

今回の記事は AquaSKK に慣れてないのもあってか、かなり書くのに時間がかかりましたが、 まあ言いたい事は以上です。はい。

ということで終ります。以上です。

※ちなみにこの記事、4,300文字超えてるっぽいです。マジぱないの。