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カラクリサイクル

『輝かしい青春』なんて無かった人の雑記

起業は『Want』では務まらない。少なくとも『Should』 や 『Must』 で有るべき

と、メンヘラ療養中のニート however 家事手伝いが申しております。


と言うか、まあ、

www.ishidanohanashi.com

という、若さ故の『大丈夫かオイ』な記事に対する尻馬なんですが、 今回は、

起業するなら少なくとも『Want』 では無く『Should』や『Must』 で有るべき

と言う事が言いたくなったので書きます。


1. 起業は『目的』ではなく『手段』であるべき

まあ、はっきり言って件の学生さんが成功するか否か、はあんまり望みは無いんじゃないかなー、 というのが正直、僕が思う所ですが、一つ、その若さ故の無謀を遣り遂げる事にアドバイスすると、

起業は『目的』ではなく『手段』である

とキチンと理解し、飲み込んでおく事が大事なんじゃないかなーと僕は考えています。

と言うのも、僕も一時期やたらと起業関係の本を買い、 かつ起業物語系のビジネス書とか読んでいた時期が有ったんですが、 その時の読書経験から言うと、大抵、この手の起業とかで成功している方々って、

起業は『手段』であり、『目的』ではない

という感じで起業しているんですよね。

それで、なぜ起業が手段で有って目的ではないか、っていうと、 例えば Google や Facebook なんかがそうだったらしいのですが、 Google や Facebook の様な企業が、起業してどうやってデカブツ会社になったか、 っていうと、まあ色々選択やら何やらが有ったのも有るらしいんですが、 基本的には、

  1. 自分たちが必要 or 成し遂げたい事を実現すべく色々トライしていた
  2. しかしながら、リソースが足りなくなって野望を回せなくなった
  3. そのため、野望を実現するリソースを得るために起業した

という流れなんですよね。

で、これは別に国際的な大企業だけの話ではなく、例えば、国内のクリエイター界隈でも、 Fate シリーズでかなり有名になった、

  • TYPE-MOON (Notes. 社)

も、元々は個人的なサークル (集まり) だったのが、 月姫 (18禁注意) の大ヒット後に作りたいゲーム (後の Fate シリーズ ) を作ろう! とした時に、 当事者 (というか現 TYPE-MOON の社長) である武内崇氏が、

これ (Fate/stay night の事) 作るのには、外部のリソースを借りなければ到底作れないけれども、 その時に、『これは同人ゲーム (商業ではない) けと手伝って貰えますか』 と言う事を頼めるか?

という主旨の事を奈須きのこ氏と議論して、その結果として、

このゲームを手伝った事を (参加クリエイターが) 経歴として残せるよう、商業ベースで作ろう

と成った、という事をその昔、彼らのインタビューか何かで読みました。

それで、これらの事実から何が言えるか、というと、結論としては、 起業は手段であり、その行為をスケール (拡大) し、かつ、それを使って、 上手く自分達の成し遂げたい事、あるいは、実現したい野望なんかを、 確実に実現するために使うためのツール、があくまで起業なのであって、

起業したいから起業する。内容は後で考える

では、ちょっと成功は難しいんじゃないかなーというのが正直、現時点での僕の意見です。

それでは次。

2. 何故、起業は『Want』 では務まらないのか

まあ、これは僕も最近になって意識できるようになった事柄なんであんまり人の事を言えないですが、 基本的に、起業は手段であり、会社は道具……と言うとヘンだけれども、事業体を作る、というのは、 自分たちの成し遂げたい事、あるいは、実現したい野望なんかを現実にするために、 人やリソースを回していくために使うモノであって、作りたいから作る、 という性質のモノとはちょっと違うよ、と、僕は思います。

というのも、例えば Web サービスの運営なんかでもそうですが、 基本、事業を会社として行なっていない場合、もし、その事業で他者などの第三者に損害を出してしまった、 とか成ると、基本的にそう言うのは無限責任 (その行為に対してその当事者の責任者が全面的な責任を負うという事) になり、 そうなるとにっちもさっちも首が回らなくなる、と言う事態にも成りかねない、という面が有ります。

そして、その事業での責任問題と、その運営の責任者をとりあえずは切り離す、 と言う意味合いで、起業を選択したり、あるいは、先の例に上げた様に、 そのプロジェクトへの参加が、その方々の実績と出来るように、 そのために法人を立て、そこへ参加して貰う、と言うのが、起業の目的なのであって、 少なくとも、

(勢いで) 会社作りたい!!1

みたいな感じだと、まあ中身が無いんで失敗の元ダヨー、と僕は思います。

それで、ちょっとこの辺り混同するとマズいんでもう少し突っ込んでおくと、

実現したい野望、あるいは、現実にしたい世界

は、

『Want』 でも構わない

と思うんですよ。と言うか、そこが 『Want』 でなかったら、 純粋な起業というよりかは、社会起業家とか政治とかそういうそっちよりになると思うんで。

ただ、

事業を興す

と言う行為が、

それをすべき状態か、あるいはしなければならない状態である

と言うのが、まあ前提条件というか、起業するための前置きではないか、と僕は思うし、 実際、そういう条件の揃ってない起業は、当たらずに終わるか、あるいは、 当事者に大失敗として黒歴史化とかそう言う残念な感じになんじゃないか、とは、僕は考えています。

そして最後。

3. 起業は『Should』 や 『Must』 でも成功するか判らない

まあ、ここまでで述べた起業の前提条件が揃っていたとしても、 ぶっちゃけ、起業が成功するか否か、というのは誰も判りません。

と言うか、敢て非道い事を言うと、例え、起業せねばなるまい、という状態になって起業したとしても、 その後の法人あるいは事業体としての資本政策が失敗すれば、会社なんてアッと言うまに潰れるし、 また、 Twitter みたく、利用者のケタは飛び抜けてるけど、全然利益出てねぇ、身売りするか、 みたいなうわさが立つ、みたいな状態になりかねない訳ですよ。

そして、そこがまあ起業の面白さ、興味深さであり、そこを楽しめるのであれば、 会社とか事業体作って業務回していって、って言うのをエンジョイすれば良いと思うんですが、 もしそうではなく、若さ故の勢いみたいな感じで『起業したい』と言ってるんでれば、 ちょっと考え直した方が良いというか、ソレ、人生を消費するだけで終わりかねないよ? と言っておきたいです。

と言うか、基本、起業、特にスタートアップなんかは激務かつ神経擦り減らす事になると思うし、 また、社長業とか行なっていると、川上量生氏曰く、性格が悪くなるそうです。本当かどうかは知らないけど。

そして、もう一つ重要な事として言っておきたいのは、

人生は消費すると、元には戻らない

という事は、これから何するにしたってちゃんと心に留めておいた方が良い、と僕は思うのです。

と言うのも、僕は最初に、

メンヘラ療養中のニート however 家事手伝いが申しております。

と茶化して書きましたが、コレ、現実として正面から見つめてしまうと、 事実として、僕は 16 歳ぐらいから、28 歳までの輝かしかったであろう青春期間を、

病 (精神疾患)からの回復

に使わざるを得なくなった、という現実が有ります。

そして、来年の 2月末日で 29 歳になる、という事を考えると、

  • 29歳で精神障害、及び発達障害のある独身男性

って結構キツい訳ですよ。こう、イメージとか、一般的な世間体への適合具合から言って。

まあ僕自身、その当たりの世間体なんて気にしてないし、またその辺りを気にする能力に欠けているので、 その辺りを気に病んだ事はなく、このブログで過去に書いた頭のおかしな記事を公開したまま放置したりしていますが、 とは言え、起業するにしろ何か他の事に打ち込むにしろ、

人生は消費すると、元には戻らない

という事を踏まえると、

人生を消費する以上は、何らかの元の取れる行動を取った方は良い

と僕は思うし、また、

人生を消費した結果、心身の健康を損なう結果だけが残った

という事になると、本当、目も当てれない状況になってしまうと思うので、 そういう事だけは無いように、きちんと気配りしとかなあかんよ、 とは件の学生に対しては思います。

以上

なんか久しぶりに、4000 字クラスの記事になってしまった上、 かつ、記事の最後の方がなんかしょっぱい健康話になってしまいましたが、 件の学生がレールから外れて云々の、

www.ishidanohanashi.com

を読んだ、というかそれにまつわる話しとか聞いてて思った事は以上です。

ま、正直、現段階で件の学生が起業して成功するか否か、は、 ちょっと分が悪いかなーとは思いますが、ちゃんと現実を見て、

自分で獣道を突き進むんだ!

と言う意思が折れないのであれば、まあいずれ道は開けるのではないかと思います。

ただまあ、人生のレール云々っていう話を聞く度に思うのですが、 人生のレール、スピートアップのために乗れる内は乗っておいて、 目的地が近くなってから降りる、という様に使った方が良いんじゃないかーと僕は思ってしまいますね。 僕の場合、途中で転落して自分が回復するまで待つ間に、かなり置いていかれてるんで。

ま、何にせよ、件の学生さんが成功するか否は知ったこっちゃないですが、 少なくとも、獣道に迷って怪我をしたり、ヘンな方向へ突き進む事が無いように祈るばかりです。はい。